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第39回 3C分析と4P分析から戦略をつくる

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テキスト版

3C分析や4P分析は大変有効な分析手法です。しかし、それだけでは単なる分析結果で終わってしまいます。この3C分析と4P分析を上手く活用し戦略を生み出すことが重要です。この分析結果から戦略を生み出す際のポイントについて解説します。

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みなさんこんにちは、スパイダーの森辺です。今日は3C分析と4P分析からいかにして戦略生み出すことの重要性についてお話しします。3C分析や4P分析は大変有効な分析手法です。しかし、それだけでは単なる分析結果で終わってしまいます。この3C分析と4P分析からいかにして戦略を生み出すことが重要なんだということについて今日は一緒に学んでいきましょう。

まず、最初に申し上げたいのは、インプット が少なければ当然アウトプットも少なくなる。そして、間違ったインプットを入れてしまえば、当然アウトプットも間違ってしまう。アウトプットという戦略 を出すためには、粒度の細かい正しいインプットを入れなければならない。そのインプットがこの3C分析や4P分析である。したがって3C分析の自社、市場、競合というのは客観的な事実をバランス良く収集して分析する必要がある。いくら市場のことだけわかっていても、競合のことをわかっていなければそれは何の意味もなさないし、市場や競合や自社の情報をいくら集めてもそれを分析しなければ全く意味をなさない。一方で、この4P分析というのは消費財メーカーがアジア新興国に攻め上がる時、重要なのは最大のターゲットである中間層。したがって、プロダクト、プレイス、プロモーションは「中間層 が求める商品を、中間層が買いやすい価格で、中間層が買いやすい場所に並べて、中間層が手に取りやすいプロモーションをどうやっていくか」ということが大変重要になってくる。そしてこの基本的なこの重要な考え方をベースに4Pを組み立てるんですが、それをいかに競合他社と比較するかということが大変重要である。確かに中間層が求める商品を、中間層が買える価格で、中間層が買いやすい場所に並べ、中間層が選びやすいプロモーションをしても、その事自体が競合と比較してどれだけ勝っているのか、もしくは劣っているのかという事を具体的な数字で把握できなければ、それは単なる独りよがりの4Pになってしまう。したがってこの3C がファクトを把握する。4Pは競合と比較するという事が大変重要。そしてこの2つで集めたインプットをいかに戦略に変えていくかという事が、もっと重要である。ファクト を把握して、競合と比較する事で、みなさんの課題は明確に整理されます。そして、その課題 が明確になると課題に対する対策を考える事ができる。それが戦略なのです。

したがって、重要なのは3Cと4Pを正確に分析し実施し、それをいかにアウトプットという戦略に変えるかという事がこの3C分析と4P分析の最大の目的です。

それではみなさんまた次回お会いいたしましょう。