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第410回 【現地取材】ベトナム 伝統小売で明治とロッテが売れている!

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森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日も引き続き、先日、私がベトナムに行ったときの伝統小売(TT)の取材の動画を見てもらおうかなというふうに思っております。

確か、前回、少し小さめのTTの紹介をしたんですけど、今回、比較的富裕層が住んでいる住宅エリアの大きなTT、伝統小売。結構ベトナムって粉ミルクショップみたいな、粉ミルクだけを売っているようなショップが結構点在しているんですけど、粉ミルクも売っているし、その他の食品も売っているしみたいな、ちょっとハイブリッド的な、結構住宅街のところへ行くと、子どもも多かったりすると粉ミルクが結構単価もいいし売れるので、粉ミルク専門店みたいなのもあるんですけど、ハイブリッドで売っているようなところもあって。だいたい大きなところって、粉ミルクの仕入れが単価高い仕入れができて、それで結構稼げるので、あと、牛乳とかいわゆるまさにFast Moving Consumer Goodsで、いわゆる腐らせちゃだめなものでぼんぼんデイリーではけるようなものを結構取り扱っているんですけど、そんなものを取り扱っているような大きめの伝統小売。

そこで日本の明治のヤンヤンとかパンダって非常にASEANだと有名なお菓子なんですけど、そういうものがやっぱりすごく人気で売れていると。一番売れていると。あと、ロッテのキシリトールなんていうのはベトナムですごく売れてて、かなり伝統小売の配荷率もいいんですよね。ロッテベトナムすごく頑張っていて。そういうものもたくさんあると。あと、キンダージョイとか、いわゆる欧米系のメーカーのお菓子であったり、ハリボーとかですね、日本でも売っているガミーベアのグミですね、こういったものも非常によく売れていると。

このクラスの伝統小売だと、まだまだ日本企業は勝算がある。でも、残念ながら日本だとやっぱりまだ明治とロッテしか入れてなかったりとかっていうケースが多くて、まあまあ、グリコも強いですけどもね。なので、今回は大きめの伝統小売をちょっと見てみようと思います。

それでは動画をお願いします。


【現地視察:店の前にて】
森辺:皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日は、2022年6月28日です。私はホーチミンの郊外の比較的富裕層のいるエリアの伝統小売に来ています。ここの伝統小売にコロナ後の景気についていろいろと聞いてみたいと思います。それでは一緒に行ってみましょう。


【現地視察:店の中へ】
森辺:ちょっと聞きたいんですけど、コロナになって景気ってどうですかね?

従業員(日本語訳):やっぱまだ、そんなに売れてないです。

森辺:売れてない。

従業員(日本語訳):コロナ前と比べたら戻ってないです。

森辺:コロナ前を100とした場合に、今ってどれぐらいまで回復してますか?

従業員(日本語訳):60%ぐらいです。

森辺:60%ぐらい。このエリアは比較的富裕層が多いエリアだから回復が早いというふうに聞いたんだけども、そんな実感はありますか?

従業員(日本語訳):はい、そうですね。そんな感じです。

森辺:ちなみに、このお店で一番売れてるものって何ですか?

従業員(日本語訳):牛乳と粉ミルク。

森辺:牛乳と粉ミルクね。牛乳はFast Moving Consumer Goodsだから毎日デイリーで出るからね。ちなみに、このチョコレートなんですけど、これはメーカーから支給されてるんですか? この冷蔵庫は。

従業員(日本語訳):はい。メーカーからです。

森辺:お菓子で一番売れてるのって何ですか?

従業員(日本語訳):1位っていうのはちょっと難しい。だいたい全部。

森辺:だいたい全部。牛乳って、今、お兄さんが運んでいるロタミルク?

従業員(日本語訳):ちょっと違います。たぶんビナミルクの。

森辺:ビナミルクとかね、そうだね。分かりました。じゃあ、ちょっと商品を見させてください。あっ、明治のヤンヤンとハローパンダ、売れてますか? このヤンヤンとハローパンダ。

従業員(日本語訳):子ども用では、これが一番売れています。

森辺:これが一番売れている。

従業員(日本語訳):はい。

森辺:一番売れていますね。明治さん。ね、これは。まあね、ハリボーとか結構高いんだけどね、どこへ行ってもあるんだよね。このハリボー、いくらですかね?

従業員(日本語訳):2万ドンです。

森辺:2万ドン。

従業員(日本語訳):100円ぐらいです。

森辺:100円ぐらいだよね。日本より安いね。日本でも100円じゃ売れないよね。これ80g入ってるからね。なんかね、なんかね、こういう駄菓子っぽいのも。M&M's。これはいくらですか?

従業員(日本語訳):1万7,000ドン。

森辺:1万7,000だから。

従業員(日本語訳):800円ぐらい…、あ、80円。

森辺:80円ぐらいね。

従業員(日本語訳):80円ぐらいです。

森辺:こっちの大きいやつは?

従業員(日本語訳):3万7,000ドン。

森辺:倍違うんだ。300ちょっとか。300円ちょっと。

従業員(日本語訳):3万7,000ドンだから、190円。

森辺:3×6=18、そうだね。190円、200年ぐらいだね。お、ポケモン。ロッテさんね。これは戦略的にロッテベトナムが売っている商品でしょう。それから、どこへ行ってもこのツンダージョイがあると。これが入るんだから、日本のお菓子絶対入るんですよね。ハリボーが入るんだから。伝統小売と言えども、やっぱりこのレベルの伝統小売は比較的単価の高いものが売れるという感じですね。これぐらいにしておきましょう。いやいや、このキシリトールもね、ベトナムで非常に強いですね。ロッテさん、頑張ってますね。


【解説】
森辺:皆さん、いかがでしたでしょうか? 今回、比較的裕福な、比較的というか、かなり裕福なエリアの伝統小売でしたけども、あの周りちょっと背景映っていたと思いますけど、細いね、鉛筆のようなビルが、ビルというか住宅が建っていたと思うんですけど、4階、5階建てぐらいまであるところも、だいたい4階建てぐらいかな、3~4階建てぐらいで。あれは1人の人の家なんですよね。1ファミリーの家で。金額を聞いたら、あのエリアで8,000万~1億ぐらいするというんですよね。だいぶ富裕層のエリアで。

ああいうエリアはベトナムの中にもやっぱりたくさんあって、そういうところにはあの規模の伝統小売がいるわけなんですよ。ホーチミンの市内で見るような小っちゃい交通量の多いところにうわっとあるようなね、伝統小売とか、あと、もう少し住宅街、C、Dランクの住宅街の中にいっぱいあるような伝統小売ではなくて、あの手の伝統小売から、上から伝統小売もやっぱりピラミッド構造になっているので、大きいところ、中ぐらいのところ、小さいところ。そうすると、やっぱりどうしても日本の商品って値段が高くなってしまうし、決して高く売ることは悪いことではないんですけど、ああいうところから徐々に下に売っていく。だって、数百円のものが売れているわけですよ。あそこには数百円のものを買う購買層がいるわけなんですよね。数百円のものはコンビニとかスーパーじゃなきゃ売れないなんていうのはうそで、伝統小売でも全然売れるわけなんですよね。なので、それをやっていく。伝統小売もやみくもにやるのではなくて、ああいうところから、上からグーッと攻めおりていくということをやっていって、どんどん下に行けば行くほどグラム数を減らしていったり、入数を減らしていったりということをやっていくわけなんですけど、伝統小売のいきなり本当に濃いDランクの伝統小売とかね、Dランク地域の伝統小売なんかに言ったら、やっぱり出鼻をくじかれて、立ち上がるのが大変なんですよね、1回伝統小売で失敗すると。そうすると、伝統小売の成功体験も上から築いていく。確かに明治とロッテだからできたというのもあるのかもしれませんけど、明治とロッテができるのであれば、その他のメーカーも頑張れば、彼らの周りに商品をしっかり置いて、一緒に売上を上げていくということも、僕は十分できると思うので、まだまだ伝統小売、やれるんじゃないかなというふうに思います。

それでは今日の動画はこれぐらいにして、また次回お会いいたしましょう。