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RCEP 消費財 世界市場の約3割がすぐそこにある

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テキスト版

森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日も前回に引き続き、FMCG、食品・飲料・菓子・日用品等のFMCG並びに文具などの周辺の製造業さんに向けてのお話になります。ただね、B2Bでもいいかな、B2Bの製造業も別に全然、自分たちの事業に置き換えて聞いてもらえたらなというふうに思うので、製造業全般ということで。今日はね、RCEPの話をちょっとしたくて。この番組でも何回かエピソードをやってきたんだけども、ほんとにこのRCEPの重要性がますます増していて、そのことについて、おさらいの意味も含めてね、今日はもう1回お話をしていきたいなというふうに思います。

じゃあ、スライドをお願いします。このスライドなんですけど、RCEPって、皆さんご存知ない方もいるかもしれませんけど、地域的な包括的経済連携協定のことをRCEPと言うわけなんですけども。この図のネイビーと水色の部分、これ、別に色分けしてますけども、水色はASEANの国で、ネイビーがNON-ASEANというだけの話で、この色のついているところが15カ国が加盟している包括的経済連携協定なんですよね。これは何がすごいかって、この地域だけで世界人口の約3割、23億人弱ぐらいここにいるわけですよね。GDPも世界の全体の3割。日・欧・米じゃないですよね、もう、ここで3割のGDPを稼ぎだしていると。ドルで書いてますけど、ちょっと為替がね、今はもうここ数年、1年ぐらいおかしいので、あまりドルは気にしないでもらって。貿易総額も世界全体の約3割ということで、非常に大きな市場。

こんな市場が、僕はここがすごく重要だと思ってる、こんなに大きな市場が日本から時差1~2時間のところ、最大で2時間ですよ、フライト時間が2時間半~7時間半、どんなに遠くまで行ってもね、7時間半、ニュージーランドまで行くともうちょっとかかってしまうかもしれませんけど、こんなところが日本の近くにあるってね、これは本当にラッキーというか、幸運以外の何物でもなくてね、ここの市場を獲らないでどうするの?と。中国から、ここ5年、日本の製造業さんは腰引けてますけど、腰引けてる場合じゃなくて、散々中国にやられてきてね、これから稼ぐときなので、中国から腰引けるのはやめましょうというのが1点と。あと、ASEANをもっと本気になって獲っていかないと、だいぶ本気になって獲りにいってますけども、獲りにいかないといけないということと。その先のオセアニア市場も1つ。僕のお客さんも今ちょうど転勤になってね、今年行ってしまいましたけどもね、1回会いに行こうかなと思ってますけど。そんな市場を今一度ね、考え直し、見つめ直してね、重要性を理解してもらえたらなというふうに思います。僕、これ本当に日本にとってラッキーだと思います。地理的にね、こんなに近いところからということなので、ぜひね、皆さん、RCEPの重要性を今一度考えてみてください。

今日はこれぐらいにしたいと思います。