森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺一樹です。今日も引き続き、僕の出張の話をしようかなと思います。前回ね、中国の話をして、他愛もない話を、すみません、してしまったんですけど。今日も他愛のない話になってしまうかもしれませんが…。
フィリピンのね、中国へ行って帰ってきて、すぐその次の週からフィリピンだったんですけど。まあね、ちょうど台風も重なったりしていてフライトがなくなったらどうしようとかってあったんですけど、フライトをちょっとずらしたりとかして飛びましたということで行ってきて。ちょっといくつかね、用事があったんですけど、その用事をする中で、メトロマニラは相変わらず渋滞ひどいよなと思って。いつも、僕、あそこの渋滞を見ていると思うんですけど、2キロ離れたレストランに夜食べに行くのに車で40分かかるんですよね。「日本人がペイシェントだ」ってみんな世界の人は言ってくれるけど、いや、「マニラの人ほどペイシェントな人たちいないでしょう」と思うぐらいに、本当に我慢強くドライバーさん運転してくれてね、ありがたいなと思って。グリーンベルト周辺でバスを待っているね、ジプニーのバスを待っている人たち、オフィスワーカーさんとかいろんな人たちがね、もうね、200~300メートルぐらいの列をなしてね、何本もね、それがね、列がね、もうずっと待っているんですよ。これ、こっちのほうが、もう毎日災害みたいなね、山手線止まりましたみたいな状態が毎日みたいな中で、2時間ぐらいかけて自分の田舎に帰って、また朝早く中心部に出勤しに来るみたいなね。だから、日本人よりもフィリピンの人たちのほうが全然ペイシェントだなと思いながらね、我慢強いなと思いながら見ていて。
ただ、やっぱりこの渋滞が経済に与える損失って、僕、すごい大きいと思うんですよね。例えば「飲みに行こう」って言ってもね、「渋滞しているから嫌だ」とか。もう、要はね、マカティの周辺に僕はいつも泊まるんですけど、それは渋滞がひどいので、車に乗らずともすべての用事が完結され、さらに食事も諸々完結できるようにというね、ホテルから出てすぐ食事ができる。ホテルの食事ばっかりだと飽きるからね。なので、そんな計算でやるんですけど。うちのローカルの子たちも、スケジュールはやっぱりすごく厳密にやるので、渋滞だから遅れますとかね、われわれは許されないので、基本的にはそういう設定をものすごくやるんですけど。でも、やっぱり渋滞しているからこれやめようとか、渋滞しているからこうしようとか、そういう経済効果ってやっぱりすごく大きい、経済損失ってすごく大きいから。僕、15年ぐらい前からずっと渋滞しているような気がするんだけども。もっと前からしているのかな。なので、何かね、対策打てばいいのになと思うんですけど。なかなか難しいんですかね。対策と言ってもね、じゃあ、地下鉄通すのかって莫大な資金がかかるわけだし、じゃあ、道路の整備をするのかと言っても限界があるのかもしれないし。ただ、あれだけの渋滞があるのに、僕だったら絶対バイクに乗り換えるなとか思いながらね。基本ね、ベトナムみたいにみんなバイクみたいな状態ではないので、結構、車社会なので。バイクはバイクでまたいろいろ問題もあるんだけども。でもね、すごい渋滞だったなっていうのが相変わらずでした。ASEAN、どこへ行ってもそうですよね。
渋滞でね、信号待ちをしているときに、1人の若いお母さんが、泣いている赤ちゃんを抱えながらね、悲しそうな顔をしてね、僕の窓をトントントンと叩くわけですよね。紙コップを持ってね、この中にお金を入れてくれということなんですけど。これは皆さんいろんな考え方があると思うんですけどね、僕はね、やっぱり子ども、赤ちゃんを抱えられるとね、窓を開けてお金を渡す、「食べて」って、「食べさせて」っていうことはね、必ず言うようにしていて。もちろんお金を渡してね、それで何かドラッグをやるとかね、アルコールを飲むとか、そういう人たちもいるので、普通に歩けている、いわゆる健常者のおじちゃんとか、おじいちゃんとかね、それは僕はもう知らんと思っていて。ただ、お母さんで子どもがいてっていうのはね、僕はもう、これ、駄目なんですよね。いや、インドに行って子どもを借りてきているとかね、その裏には組織があって、お金を集金しているからあげるとどうだとか、いろんなことを僕も勉強したし、そういうことはもう大前提として分かっていますと。ただ、明らかにそうだったらね、借りてきた子を抱っこしてっていうのが明らかにそうだったら僕もしませんけども。やっぱりそうじゃなかったらね、今、僕の目の前で起きていることを、今、僕ができる範囲で助けたいと思っていて、ちゃんとお金を渡すようにはしていて。
その若いお母さん、泣いている赤ちゃんを抱えて、コップを出してきたので、僕、たまたまポケットに350ペソぐらいあったのかな。×2.6なので1,000円ぐらいだと思うんですけど、結構、高額なんですよね、きっとね。でも、僕は3日ぐらいの猶予をね、この若いお母さんと子どもに与えてあげたいなと思っていて。100円ぐらいでご飯を食べれるので、彼らはたぶんそういうところで食べるのでね。そうすると、3日間食べるもののことを悩まずに先のことを考えられるんじゃないかと思って、それだけの金額を渡したんだけども。やっぱりご飯を食べてお腹いっぱいになって、じゃあ、次の食事、次の食事とか、もうお腹空いてから今の食事って考えるよりも、少し、しばしの休息じゃないけど、そんなものをお母さんと子どもが得られたらいいなと思って渡したんだけど。そのお母さんがね、通りの向こうに行って金額を確認したんでしょうね。ものすごい笑顔でね、こっちの車に手振ってるんですよね。あの笑顔がね、本当忘れられなくて。「食べてね」と、「食べさせてね」と、「ミルク飲ませてね」という話を。子どももちょっとね、少し痩せてたんですよ。まだたぶん1歳前後だと思うんですけど、ちょっとね、ムチムチな感じじゃない、日本の赤ちゃんの感じじゃなかったので、少しちょっと、スリムになるにはまだ早い年齢だったんでね。母乳飲ませてるんだけど、母乳だけじゃ栄養も足りないし、母乳もね、母親が食べてなかったら母乳も出ないだろうからね。そんなことがあって。でも、すごいいい笑顔でずっと律儀に手振って、「ありがとうございます。ありがとうございます。」って十字架を、十字切ってましたけどね、クリスチャンなのでね。うん、そう、そういう良い笑顔を見れたなっていう、だから、何なんだという話なんだけども、印象的でね。
ミャンマーに行ったときも、スーパーの前でね、子どもを、ちっちゃい子ども2人とお母さんと、スーパーの前で物乞いなのか、してたんですけどね。あのときもスーパーで取りあえず水とパンとお菓子と何かを買って袋に入れたものをね、僕も何か買いものがあったんで、それをお母さんに渡して、10ドルか何か、現金を渡してあげたんだけども。僕は目の前で子ども、子どもみたいなのが関わるね、子どもとお母さんみたいなのが困っていたら、その背景に何がある、どうだっていうことは無視して、今、目の前で起きていることを、今、自分ができる範囲内で少しでも何かできたらなと思うのでね、そういうふうにしてるんだけども。まあ、これが良いことなのか悪いことなのか悩んだ時期もあったんだけどもね。いろんな国でいろんなすごいところでいろんなのを見ているし、そういう人を使った裏の社会の世界も勉強したので分かってはいるんだけども。でも、そうじゃない人たちもたぶんたくさんいて、本当に困っている人たちもたくさんいるので。最近はね、良いのか悪いのか悩まずに、自分はやると決めてやっているので、そうしてるんだけども。でも、自分の中でルールがあって、お母さんと子ども、もしくは本当に働くことができない、腕がない、足がないとかね、そういうディスアドバンテージが大きくあるような、身体的なね、人にはそうしているというのが今の僕なんだけども。皆さんもアジア新興国に出張たくさん行かれて、そういうシーンいろいろあると思いますけど、皆さんはどうしているのかなとふと思いまして、こんな話をしてみました。
今日はこれぐらいにしたいと思います。皆さん、また次回お会いいたしましょう。