東忠男(以下、東):こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:じゃあ森辺さん、先週ぐらいですかね、インドネシアに出張行ってたんですけれども。久しぶりにインドネシアの小売の状況ですとか、ちょっとそういう変わり具合をちょっと教えて頂きたいんですが。
森辺:そうですね、インドネシアは小売りを中心に色々周ったわけなんですけど。やっぱり相変わらずインドマートとアルファマートが強い国ですよね。多分ね、5年くらい前まで8500とかね、インドマートの方が先に出来てるんで、店舗数多いんですよね。アルファマートが8000強ぐらいで、何か5年ぐらい前そんな数字だったと思うんですよ。それが一気に1万ぐらいになって、それぞれ1万超えたってのが多分2015年ぐらいだね、1万店を超えたんですよね。最近もうね、インドマートは13517だったかな? アルファマートも12000なんか300とかそんな数字になってるんですよね。
その他、ミニストップは去年かな? 合弁解消して撤退しちゃいましたけど、セブンイレブンとファミリーマートが出てるじゃないですか。けどもう桁が2桁ぐらい違うっていう状態なので、圧倒的にインドマートとアルファマート。この2強は相変わらずであって、さらにその差が凄まじくなってるという状況ですかね。
東:その他のスーパーとかはどう…
森辺:スーパーとかは、ヒーローってやつがあるんですよね、HEROという。これが最近アッパーよりの作りにだいぶ変わってきてましてね。みんなのスーパーみたいなのから、だいぶ高級スーパーに変わってきていて、マレーシアとかにもジャイアントってあるじゃないですか。これがHEROに吸収されたのかな? なので、そんな状況ですかね。
後は主要どころで言うと、ロッテマートとかね、ありますけど。カルフールがどこになったんだっけ。なんかくっつきましたもんね、カルフールもね。だから結構アジア系というか地場系が強い市場ですよね。HEROも今99店舗、100店舗近いんじゃないかと思うんですよね。ジャイアントとのあれで。昔30~40店舗ぐらいしかなかったですからね。だからだいぶ業界図が、このたぶんね2015年ぐらいからここ5年ぐらいかな、2013~2016ぐらいで、ものすごく大きく変わっているという、そんな状況ですかね。
東:そうするとだいぶ店舗数としては、やっぱりインドマートとアルファマートが非常に大きいと。
森辺:2つで25000になっちゃってるんでね、もうね。アルファミリーっていう、コンビニにスーパーがちょっとミニグロウサリーがくっついたような、アルファミリーってのがあるんですけど、それもたぶん2000~3000店舗ぐらいあるんですよ。そうすると、結局それだけで28000店舗ぐらいになるんで、主要のMTだけでね、30000強になってるんですよね、もうね。だから2社で25000でしょ、インドマートとアルファマートでね。日本のコンビニが確か50000店ぐらいなんですよ。そうすると、もう半分くらいいってるわけじゃないですか。だからもうコンビニ取れなきゃダメみたいな、そんな状況ですよね。
もちろん単価が安いんで、日本のコンビニに比べて。回転回さなきゃいけないっていうのか、もちろんTTもね、300万店ありますからやらなきゃいけないってのは変わらないですけど、そんな感じですよね。もうはり合ってますもんね。インドマートが出したら、その20~30m以内にアルファマートが出るみたいな。だから追っかけっこをずっとしてるんで。
東:増え続けるって感じですね。
森辺:この2社は増え続けますよね。これ面白いなーと思ってね。インドマートが出したとこにアルファマート絶対出すんですよね。アルファマートが出したとこにインドマートは絶対出すと。だから、2社の数字が同じような感じ。事業計画だって絶対違うのにね。だからお互いはり合ってるんで、ちょっとどこまでが限界の店舗数なのかってのは、もう少し見定めないといけないでしょうけどね。まだまだ伸びるんじゃないですかね。
東:そうすると、この2社に入らないと、なかなか数は伸びないということですね。
森辺:そうですね。
東:分かりました。他に何か特徴的なところってのはあるん…
森辺:コンビニがやっぱり日系が寂しいよね。ヤクルトは圧倒的にね、専用の冷蔵庫を置いてね、ドーンと入ってますけど。インスタント麺もね、あんまりだし、お菓子もポッキーがちょっとあるぐらいですかね。後ハウスのCビット、これ比較的入ってましたね。流石という感じで。後何だろうな、日系は…ああ、ユニ・チャームか。ユニ・チャームは頑張ってますよね。だからそれぐらいだったと思うんですよね。だからちょっと日系もうちょっと頑張って欲しいなぁという感じでした。
東:分かりました。じゃあ今日はここまでにしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。