小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林マアヤです。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん。本日なんですけども、最近、森辺さん、出張にも結構行かれてると思うんですけども、最近あった何かトピックスですとか、何か感じられたことですとか、何か最近あった出来事などお話いただければと思うんですけども、いかがでしょうか。
森辺:最近?
小林:最近。
森辺:突然だなあ。最近あった出来事?
小林:そうですね。出来事で何か、感慨深いことでしたり。
森辺:禁煙してよかったなあってことかな。
小林:それ、結構大分前やられましたよね。
森辺:妻は、1年ぐらい禁煙してると思ってるんだけど、実際は去年のクリスマスから禁煙をしていて。いや、禁煙していてよかったなって思う。
小林:思う。
森辺:うん、今日この頃かな。禁煙して何がよかったかって、煙草に縛られる人生から解放された。25年吸い続けてたからね。狭っ苦しい喫煙所で、みっともない格好しながら煙草吸って、飛行機から降りたらまず煙草、みたいな人生だったんだけど、そのしがらみから解放されて、もう朝6時半に目が覚めちゃって、家の下のジムに行って自転車を10kmか15km漕いで、運動してから会社に来るから、ほんと生活がガラッと変わったなと思ってですね。まあ、お爺ちゃんになったらまた吸ってやろうと思ってるんですけど。本当やめてよかったなって、そんな話、してどうすんだよっていうことで。そんな話じゃないよね。
小林:皆様に役立つ情報。
森辺:この番組の範囲内でね。すいません、僕のプライベートな勝手な禁煙の話をしましたけど。たしかこの番組でも、僕、リスナーに禁煙がどうのこうのって前に言ってたからね、覚えてる人もいるかもしれないけど、禁煙続いてるんですよ。今日で225日かな。
小林:毎日カウントしてるんですね。
森辺:いやいや、アプリがあってですね。今見たんだけど、226日目ですね。5639本。禁煙できた本数。節約できた金額、12万9697円。
小林:結構いきますね。
森辺:伸びた寿命が、21日と12時間54分って、これを見ながら励みに続けてるんだけど、まあそんな話はいいや。最近、とある企業で社内セミナーに呼ばれて行ってきたんですよ。とある消費財のメーカーさんなんですけど。うちのクライアントであれば、別に社内セミナーくらいいくらでもやりますよってよくやってるんですけど。今回の面白かったのが、海外の、ASEANの、アジアの現地のローカルの社員のマネージャーを日本に集めて、インドネシアやタイやシンガポールや台湾やフィリピンやマレーシア等から集めて、それで一度に日本で研修をやってるって、そういう研修の中で、現地の社員に話をしてほしいということで、グローバルマーケティングとかチャネルの構築とかディストリビューションネットワークの話をしたんですよ。大変だったのは、英語のプレゼンだったんでね。90分下手な英語で話をしたわけなんだけども、非常に僕的には新鮮だったのが、すごく真剣なんですよね。当たり前なのかもしれないですけど、アジアの優秀な子たちが日本の会社に就職をして、その日本の会社を母国でいかに成長させようかっていうことにすごく真剣で。その企業は結構グローバル化が進んでるんで、東京の本社の方にも外国人もいるし、色んな人種の人たちが一緒になって働いてるんですけどね。そんな中で、やっぱりアジアの現地の会社って、どちらかというと日本人が偉いから、そこに委縮しちゃってあまり発言をしないっていう傾向が、僕は見て取れて。どの会社も「うちはローカライズが進んでます」とか「うちは現地人をトップに据えてます」とかって言っても、「重要ポジションに据えてます」って言っても、日本人のお目付け役みたいなのがやっぱり居たりとか、暗黙の了解地で日本人の方が偉かったりとか、役職が下なのに日本人の方が偉いみたいな。だって、そもそも貰ってる給料が日本人の方が高かったりするから。シンガポールとかだと、もうシンガポールの方が全然高かったりするんだけど。まだまだタイとかフィリピンとかインドネシアとかベトナムだと、現地のローカルのマネージャーよりも、日本から来た新卒の方が給料が高いとか。そういうことは往々にしてあるから。日本人に委縮して、日本人の前で正しい・言うべきことが言えない環境って、結構多いんだよね。僕が見てきた過去15年の中で。ただ、そういうところを拾い上げるっていうことが、企業にとって重要なので、日本企業のだめなところ・間違ってるところを、自虐的にそのプレゼンの中に盛り込んでお話をさせてもらったんですよね。そこに対して、やっぱり「あ、言っていいんだ、そういうこと」っていうことを、ローカルの子たちがすごく感じてくれたのを、僕は喋ってて、彼らの表情を見て、感じられて、「あ、こういうことを日本人に言っていいんだ」って、日本人が日本人の悪口を言ってるわけですよね。つまりは、僕がクライアントのとこ行って、クライアントのだめなところを徹底的に言うわけじゃないですか。だから、それで、晴れやかな表情っていうのかな。そこをすごく感じれた。結局、なにか大きく戦略を変えてったり方向性を変えてったりするっていうことは、過去を否定しないと前に進まないので。過去を一旦、いい意味での否定をして、壊して、で、新しいものを作っていかないと。過去のものを肯定して、その過去のしがらみの上になにかを積み上げていくと、必ずどこかで崩れるわけなので。過去をぶち壊すっていう行為がすごく重要で。それはすごく怖いんだよね。責任誰が取るんだっていう話になるので。でも、そういう話を散々させてもらった時に、ローカルの子たちがそういう表情をしたのがすごく、感慨深いというか、僕自身も良かったなあと感じた瞬間だった。最近国内で印象的なのは、この一か月ぐらいで、そんなことかな。だから、その会社はローカルをそういう風に大切にして、すごくいい会社だなと感じたので、これからも、多分、もっともっと伸びていくと思いますけどね。アジア・ASEANのビジネスは、現地のローカルの社員あって初めて成立するので、すごくいい機会を、僕はいただいたなっていうのがトピックスです。
小林:ありがとうございます。じゃあ、お時間もやってまいりましたので、本日はここまでにいたします。皆さん、ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。
<終了>