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第26回 海外事業の立ち上げは、第二創業と同じ

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テキスト版

現在日本国内で行っている事業と海外の事業とは前提条件が大きく異なります。したがってそこで求められる個人のスキルセットも大きく違うのです。個人のスキルセットが誤っていれば、海外事業は決して成功しないのです。国内事業と海外事業の前提条件の差と求められるスキルについて解説します。

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みなさんこんにちは。
スパイダーの森辺です。
今日は海外事業の立ち上げは第二創業と同じであるというお話をします。
まず、最初に申し上げたいのは、みなさんが今 現在日本国内で行っている事業というのは、海外の事業とは前提条件が全く異なります。したがってそこで求められる個人のスキルセットも大きく違うのです。海外事業は企業が行うものではございません。その企業の中で働く個人が行うものです。したがって個人 のスキルセットが異なれば、海外事業は決して成功しないのです。今日は日本国内と海外事業の前提条件とそれぞれに求められる個のスキルセットについて一緒に学んでいきましょう。
後ろの図は、日本国内の事業で求められるスキルセット、前提条件とスキルセット。そして、海外の事業における前提条件とスキルセットを表した図です。まず、日本国内のビジネス。みなさんの会社の知名度、どうでしょうか。当然あります。消費者の支持。これも既にある。そして、小売の信頼。これもある。販売チャネルも先人が作ったものが既にある。事業を行うノウハウ、これも会社に蓄積されている。そしてオペレーションノウハウ。これももう既に整っている。つまり、事業 で大切な要素がすべて存在するというのが日本国内のみなさんが行っているビジネスなんです。したがってそこで働く個人に求められる能力というのは、現状の1を2にする。もしくは3にするという能力が求められるわけです。みなさんの国内の事業は、先人が既に作り上げた土台の上に成り立っていて、その 上のビジネスをどうやってさらに大きくするかというスキルセットが求められている。反対に海外でのビジネス。みなさんの会社のこれから海外展開をする、もしくはすでにしている先のビジネウスを思い浮かべてください。知名度どうでしょう。日本ほどありますか。おそらくない。消費者の支持、これもない。小売との信頼、これもない。販売チャネルもまだ不完全である。ノウハウもたまりきっていない。オペレーション自体もそんなに完璧なオペレーションにはなっていない。つまり、すべて がない尽くしの前提条件。このような前提条件では、個にどういうスキルセットが求められるのか。0からのスタート。つまり、0 から1を生み出すということが海外事業では非常に大きな求められるスキルセットになっているのです。
日本国内の事業と、海外の事業は前提条件が全く異なります。したがって、そこで働く個のスキルセット、必要なスキルセットも大きく違うのです。日本では1を2に3に、10に。海外の事業では0からいかに1を生み出せる力が必要なのです。

それではみなさんまた次回お会いいたしましょう。