第48回 ユニリーバの看板で見極める
新刊はこちら » https://www.amazon.co.jp/dp/449565019X
定期セミナーはこちら » https://spydergrp.com/seminars/
テキスト版
今回も引き続き地域一番店的伝統小売の見分け方についてご紹介します。今回は見分け方のポイント3つ目です。これらのポイントを押さえ、効率良く伝統小売を攻略していくことがアジア新興国市場でのシェアを上げる近道になります。=================================
皆さんこんにちは。スパイダーの森辺です。
今日も引き続き、アジア新興国市場における伝統小売、地域一番店的 伝統小売の見分け方についてお話しします。
アジア新興国市場では伝統小売が大変重要であると。伝統 小売の中でもいかに地域1番店を特定するか。そして地域 1番店から攻略をしていくかというのが消費財メーカーのROIを高める大変重要な要素です。そして、今日の地域1番店の見分け方ですが、この写真は見た目的にでかいというのがお分かり頂けると思うので、地域1番店なんだろうなというのが容易に想像がつくと思うんですけど。特徴は、このユニリーバ の看板が出てる。ユニリーバの看板が出てるような伝統小売はだいたい地域1番店です。必ず、地域 1番店の小売としての小売業務と、裏で地域のサリサリストア、つまりはフィリピンでは伝統小売をサリサリストアと呼びますので、伝統小売の問屋機能を持っています。ユニリーバでなければ、もしく は地元のケータイのSIMカードを売っているような店舗。これもだいたい地域1番店です。SIMカードを取り扱える伝統小売というのは、ある程度地域の1番店的な存在でなければ取り扱いできませんので、SIMカードを売っているようなところであれば地域1番店である。なので、こういうところを見たら、優先的 に抑えておくということが消費財メーカーにとっては大変重要です。
それでは皆さんまた次回お会いいたしましょう。