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第196回 【Q&A】グローバル戦略は自社で作るべき?コンサルに頼るべき?

テキスト版

森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日は、皆さんからの質問に答えていくQ&Aの日なので、皆さんから寄せられる質問について答えていきたいと思います。

今日の質問お願いします。「自社だけでの戦略作りに限界を感じております。しかしながら、コンサルの活用に関しても不安を持っております。このような場合、どのように戦略を向上させていけばよろしいでしょうか?」。大手の消費財メーカーの方からの質問ですね。われわれのことを肯定するというか、宣伝するように捉えられてしまったらやりにくいので、ちょっとあれなんですけど、答えにくいんですけど、結論から申し上げると、自分たちだけの戦略作りに限界を感じているのであれば、外部のコンサルティングファーム、専門家を使うという選択肢は非常に有効だと思います。これ、何を言っているかと言うと、結局、戦略ってアウトプットなんですよね。アウトプットを、高いアウトプット、いいアウトプット、革新的なアウトプットを出すためには、絶対的に大量のインプットが必要で。インプットのない人が革新的なアウトプットを出すなんていうことは無理です。もちろん、インプットが、量があれば同じだけアウトプットが出るかと言うと、そうじゃない。10インプットを入れたら10アウトプットが出るかと言ったら必ずしもそうじゃなくて。そこには知識と経験と、そしてセンスというものが加わって、この10入れたインプットが、30のアウトプットになる、40のアウトプットになる、100のアウトプットになるというのが、これがインプットとアウトプットのいわゆる相関関係で。戦略というのはアウトプットなので、やっぱりインプットを入れないといけない。このインプットが少ないから戦略づくりに限界を感じるんですよね。インプットが多ければ、戦略なんていうのは限界は感じないので、そうか、こうすればいい、こうすればいい、このケースはこうすればいい。自分に知識と経験があるので、過去のあのケースのときにはこうなったから今回もこうなるはずだ、この道は避けよう、こうしよう、ああしようと、こうやって戦略ってつくられていくわけなんですけども。そこに限界を感じているということは、やるべきことは、たぶん2つしかなくて。自前で徹底的に調査をかけてインプットを増やしまくる。自前で徹底的に経験値を上げてインプットを増やしまくる。これ、おそらく中長期でやっていかないといけないことだと思います。いずれにしろ、自分たちでこれは経験をしていかないといけない。ただ、これは中長期でやっていかないと申し上げている通り、時間がかかるんですよね。時間がかかる。もう1つは、今、そのインプットがある専門家、コンサルタントに力を借りるということが2つ目の方法ですね。これはもう、短期で瞬間的にそれを実現することができる。なぜならば、専門家はすでにその経験もしているし、知識も持っている。そのノウハウを提供してもらう。それによって、アウトプットを出すわけですから、この2つの方法しかなくて。

今のグローバル競争の現状を見ていると、もう製造業が自分たちの力で知識を増やして経験値をつくってグローバル戦略を云々と言っている間に、世界の市場の勢力図ってもう決まってしまうんですよね。なので、もう時間が本当にこれだけない中で、1つは自分たちでやっていくということも大切ですけども、やっぱり専門家の力をどんどん借りるということは日本企業はもっともっとやっていかないといけないし、今、世界で成功しているグローバルのメーカー、先進的なメーカーというのは、こういった専門家を本当に積極的に使っている。そこに出す、かける費用に関しても、日本だと本当に費用が予算が組まれていないとかという企業は大変多いですけども、これは大手消費財メーカーの方なので、おそらく経営企画室の同期か何かがいたら聞いてみたらいいと思うんですけど、必ず使っていますので。欧米の戦略ファームも必ず使っているので、会社としてはそういう使う習慣は絶対あるんですよね。経営戦略室とか経営企画室、会社全体の戦略とか経営企画をやるような部門。海外事業に関しては、そもそもそんなもの要らないんじゃないの?というマインドでずっと過去先輩方が来ているので、そんなの使ったことがない。自分たちでやるんじゃないの?という常識の中でやってきている。だから、海外事業が遅れちゃっている。そこに対してコンサルを使っていくというのは、僕は有効な手段だと思うので、一度そういうかたちで確認をしてみるというのも1つの手かもしれませんね。

あと、コンサルも、ピンからキリまで当然いて、どう選ぶかというのはあると思うんですよね。必ずしも大手がいいとも限らないし、小さいところを選べばいいとも限らないと。自分たちの今やりたいこと、実現しようとしていること、そして、予算感にあったコンサルファーム、専門家を使うということがやっぱりすごく重要で。欧米のコンサルファームもあれば、日本のシンクタンクもあるし、プライベートの個別のところもいろいろある。そんな中で、欧米の大手なんかは、もう日本のトップ20の会社しか、われわれはターゲットとして見ていませんと。あとはあまり積極的にはお手伝いしませんというところは全然あるわけだし、あと、国内が中心で、海外なんていうのは、何人かが海外にちょっと精通したコンサルタントがいるから一応海外やっているけども、基本的には海外はそんなに専門じゃないというところも当然あるし、海外と言っても、M&Aが強いとか、何々が強い、チャネル構築が強い、われわれみたいに販売チャネルが強いとか、いろんな専門があるので、自分たちが今実現しようとしていることに対して専門性をどこのコンサルファームが持っているのかということで選んでいくということをしてみるというのがたぶん重要で。1度、たぶん使ってみて経験をしてみるというのが、たぶん重要だと思うので、1回ぜひ、そういう課題感を今お持ちなんだったら、いろんなコンサル専門家を会社に呼んで提案をさせるということを1回やってみるのもいいかもしれません。

では今日はこれぐらいにして、また次回お会いいたしましょう。