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第46回 地域一番店的伝統小売から攻略せよ

テキスト版

アジア市場において重要な伝統小売も、3つほどのカテゴリーに分けることが出来ます。その中でも地域一番店から獲得していくことが攻略のポイントです。3回にわたり「地域一番店」の見分け方をお伝えしていきます。

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皆さんこんにちは。スパイダーの森辺です。
今日はアジア新興国市場における、地域一番店的な伝統小売の見分け方についてお話しします。この番組でもアジア新興国市場では伝統小売が大変重要だというお話をさしていただきました。しかし、この伝統小売も大、中、小と3つほどのカテゴリーに分けられます。そして、いかに地域1番店を獲得していくか。いかに地域1番店から獲得していくかということが消費財メーカーの費用対効果を上げる上で、大変重要になります。今日は、どのように地域1番的伝統小売を見分けるかということについて一緒に学んでいきましょう。

まず、最初に申し上げたいのは、アジア新興国、今日はASEANということでお話ししますが、ASEAN の中で大変重要なのは伝統小売の攻略です。アセアンではこの近代小売よりも伝統小売のほうが数と金額で圧倒的に上回っている。例えば、フィリピンでは、近代小売数千店舗に対して伝統小売80万店以上 あると言われています。ベトナムでは近代小売が1200店舗程度、対して伝統小売は50万店以上 。アセアンで最も近代小売が多い、インドネシアでも2万店強です。それに対して伝統小売は300万店存在 する。このような市場の中で伝統小売をいかに攻略するかということが日本の消費財メーカーにとっては大変重要になってくる。ただ、この伝統小売もどうやって規模の大きい、地域1番店から効率よく抑えていく かということが、ストアカバレッジをスピードを持って上げる大変重要なことになります。そして、その見分け方なんですが、この写真はフィリピン伝統小売の写真です。場所はメトロマニラ、この写真は比較的規模の大きい地域1番店。地域1番店かどうかの見分け方なんですが、一般的なフィリピンの伝統小売というのは、横が2m、奥行き1.5m。中にはおばちゃんかおじちゃんが1人いる。そして鉄格子で囲われていて、小さな窓が開いていてそこからお金と商品の受け渡しをするというのが基本的な伝統小売。この地域1番店になるこの写真は、まずどうやってこれが地域1番店かというと、今申し上げた、横2m奥行き1.5m以上になる。これだいたい横が8mくらいあります。奥行きも3mくらいある。そして1 番大きな特徴はここです。結局これスナック菓子が10袋20袋が1つになって売っている。こういう伝統小売は、地域の伝統小売、フィリピン ではサリサリと言われますが、そういったところへの問屋機能を持っている。ここが大変重要なんです。したがって、単純 に大きな伝統小売だから1店舗あたりの売り上げが大きいというメリットだけではなく、彼らは問屋 機能を持っているので、地域の伝統小売のために商品を仕入れてその地域の伝統小売のおばちゃん達がここに商品を仕入れに来る。この売り上げが大変大きいですね。したがって、このような地域 1番店的な伝統小売をどうやって見分け、攻略していくかということが消費財メーカーにとっては大変重要になります。

それでは皆さん、また次回お会いいたしましょう